出張サービスのブログなどで何度かコメントしましたが「お客様に合った製品をお勧めする。Walking Stick ではなく、他製品が良いと考えればそうアドバイスさせていただく。」ということを何よりも重要に考えています。正直に、誠意を持って物事に当たって行くことが、きっと信頼につながっていくのだと思います。
一方で、そうすることで売り上げが減るということも間違いのない事実です。「信念を貫く」、「継続できること」、このふたつの間で何とかバランスを取ろうとしているのが今の僕たちの活動だと思います。
アイデアや感情を織り交ぜながら、この課題に対してどの様に対処していくべきか考えてきました。
考えても考えても、試しても試しても、この課題に対する明確な”解”が見つからず。「とりあえず思いついたことやるしかないな」と少しエイヤ!感も出てきていたのですが、とあることがきっかけで視点が変わりました。
まず思ったのは「ステッキや杖の説明にも応用が効きそうだな」ということです。上述の”カラダに合った製品選び”は、ここで言っている段階に合わせて行われるべきだろうし、お客様への伝え方としても整理されている方が分かりやすいだろうなと思います。
次に、仮に自分が食品を扱うことをイメージした時に、「実際に関係してくるのは1次予防の段階、具体的には食中毒の予防、衛生管理の徹底だな」と思いました。
逆に言うと、それ以外の部分は病院や専門機関との協働、社会的システムによって公衆衛生が守られている、という印象を受けました。
それぞれの役割を担う人たちが、すばやく、効率的に連携することが食の業界では仕組みとして構築されてきたのだと思います。特に食という分野は万人に関係する分野なのでそのノウハウがしっかりと確立されているのかもしれません。
次に、この”連携”に関してGAARUにもう少し近いところ、例えば医療機関やそこに従事する方々をイメージしてみました。整骨院の先生やジムのトレーナーの方々についても同じです。
ほとんどのお客様は「より長く、健康で居たい」と願うからこそ努力を惜しみませんし、そのためにサービスや製品を使用されます。個々人の状況は確かに違うけれども、根本は同じではないでしょうか。
だからこそ、自分たちで解決出来ないのであれば、出来る人やサービスを紹介出来る様にすればいいんだと気付きました。自分たちが持っていない医療用の杖が必要な方がいらっしゃれば、それを提供しているお店を紹介すれば良い。逆に、他とは違うステッキが欲しいのであれば、お声かけ頂ける関係が築けていれば、それも決して無駄ではないと考える様になりました。
具体的には、同業で店舗を運営されている方々や町の医療機関、整骨院。加えてシニアの方々がよく利用される食堂などの施設やサービスの方とも連携させて頂ければと思います。
まだまだ実績のない僕たちが言うのは甚だ烏滸がましいこと承知ですが、郵便局の様に、国民の生活に密着したサービスを提供されている方と一緒に取組みが出来れば面白い!と思います。そのためには色々な準備が必要かと思いますが、いつも通り、出来る事からコツコツと積み重ねていきたいと思います。
少しでもご興味を持って下さった方は、ぜひご連絡ください!
よく先輩方が「地域、つながりは大切だよ」というアドバイスを下さるのですが、今回のブログを書いていく中で、さらに腑に落ちた気がします。直感ではなく、こう考えないと理解できないという不器用さ、反省します(今後ともどうぞよろしくお願い致します)。