相手の年齢関係なくお話しさせて頂くことは好きなので、コーヒーでも飲みながら高齢者の方々にヒントを頂ければなぁと思って世間話を始めたところ、想像以上に深い話に。「それなら市社協に行ってみたら?」とアドバイスを頂き、連絡をさせて頂いたことが入会のきっかけです。
入会を決めた後お忙しい中お時間を頂いたのは、恥ずかしながら社会福祉協議会とはどの様な団体なのかよく知らなかったということもありますし、お会いしたシニアの方々の生き生きした表情を見て、どの様な考えで活動されているのか興味を持ったためです。
船橋社会福祉協議会(市社協)は、市全体を対象としたボランティア活動振興事業や日常生活自立支援事業、低所得世帯支援事業の推進とともに、地区社会福祉協議会(地区社協)に対する支援活動等を行っています。” 引用:船橋市社会福祉協議会ホームページ
最も印象に残っているのがこの言葉です。細かいニュアンスはさておき、自分たちの生き方を肯定してくださっている様に勝手に感じて、とても勇気づけられました。
地域において最も優れた資源は”人”であり、それぞれのプロフェッショナルとしての力を、お互いのために使って、助け合うことが大切だと仰っています。
分かりやすくポイントを箇条書きにしてみると
・物質的支援よりも、コミュニケーションを通じた精神的な豊かさが、高齢化社会では重要。
・言い換えると、いざという時に声を掛けあえる関係性と言える。
・今から高齢者となる人たちの多くは、会社に尽くして一生懸命働いてきた世代でもある。
・よって、地域、近所づきあいをどの様にしていいのか分からない人も多い。
・色々なきっかけづくりを模索する中で、市社協や各地区の支部が手応えを感じているのは、それぞれの趣味・特技を活かして頂くという事。
・例えば、魚釣りが好きな人を料理教室に招待する。魚を下ろすことは得意だし、もちろん魚類に関する知識も豊富だから、他人に教えることが出来る。
・そうした会話をきっかけに、お互いを知り、助け合う関係性が生まれてくる。
この話を伺って、ステッキ・杖の専門家として、正しい製品の選び方、使用方法などを伝えることが出来れば、より長く、健康に生活したいという方の想いに応える事ができるかもしれないということを思いました。「まだまだ小さな会社なのに何言ってるの?」と思われるかもしれませんが、CSR(企業の社会的責任)活動として、説明会などの活動を各地域で進めていきたいと思います。そこでのブランドや活動の認知が広がれば、良いですね。
”各支部をつなぐ、ハブとして”
先にご紹介した料理教室の様に、ひとつひとつのつながり、きっかけがあって、それを大きくしていくことが市社協としての大切な役割だと仰っていました。そのための事業推進、情報・アイデア共有の仕組みづくりなのかなと思います。
船橋市内、24カ所に設置された支部の皆様と共に進めている主な取組としては、上記のふれあい・いきいきサロンの他にも
・子育て中の親子を対象にした育児相談などを実施する、子育てサロン
・健康チェック、レクリエーションなどを行うミニデイサービス事業
・地域福祉まつりの運営
・地区広報誌の発行
など多岐に渡ります。
ご一緒に各地区にご挨拶に伺える日を楽しみにしています。地区社協の皆様、どうぞよろしくお願い致します。
最後に、これはGAARUとしての想いでもありますが、同じように企業や個人事業主の方々が福祉活動に対して、支援や活動に積極的に参加していく世の中になっていけばと思います。
多様な人や価値観がある現代の日本において、地域やまちづくりにはスピードや柔軟性が欠かせないと思います。企業(法人)といっても区別なく、同じ地域に生きる者として、お互いに協力しあう様になれば良いなと思いました。
そのきっかけとなれる様に、地域のために自分たちができることを考えて、実行していきたいと思います。