【ブログ】ステッキの正しい選び方と使い方、３つのポイント

GAARU のお客様、これから大切に使われる製品をどれにしようかと検討されている方に向けて、ステッキの正しい選び方、使い方について３つのポイントを説明します。

ポイント１ 「長さ」

・一般的な目安として、身長÷２＋１ｃｍの製品を選ぶとされています。他のメーカー様や店舗様によっては＋２～３ｃｍとされているところもありますが、これは使用シチュエーション、履く靴の底の厚さなどによって異なるため、一概にどの公式が正しいということは言えません。ですので、

・そこから出される長さを目安に製品を持ち比べてみて、少し肘が曲がる位のステッキを選んでください。腕が伸びてしまうような短いモノや、腕を前に出す様に突いてしまう長いモノに慣れてしまうと、逆に姿勢を悪くしてしまう可能性があります。体格、服装などの個人差もあるため、厳密にこの長さというものは決めず、少し余裕を持って使用できる長さのモノを実際に製品を触りながら選ぶことが大切です（GAARU製品の展示店舗については、Stores  ページにてご確認頂けます）。計算式はあくまで目安だと思って下さい。

ポイント２ 「持ち方、握り方」

長さに加えて、正しい持ち方、握り方も大切です。

・曲がりのステッキに限らずＴ字杖などでもそうですが、支柱（本体）の真中に重心をおくことが大切です。端などを持たず、しっかりと中心に手を置く様にしましょう。

・また、GAARU Walking Stick の場合、レザーカバーにあるボタンを指差す様に持つこと（上記ポイント１のイラスト参照ください）で、正しく握ることが出来ます。習慣、慣れの問題でもありますので、最初はこの様に意識して製品を使用することが大切です。

・ステッキは、かばいたい足と逆側の手で使います（意外といっては失礼かもしれませんが、これを間違ってステッキを使用されている方が多いです）。

・突く（杖先を置く）場所にもポイントがあります。足先の斜め前、大体２０ｃｍくらい離れた位置に突くことが大切です。

ポイント３ 「歩き方」

ここまで選び方と持ち方についてお話してきましたが、最後に実践、歩き方、３点歩行についてイラストを交えて説明していきます。

上述の正しい持ち方された場合、足（靴）とステッキの位置関係はこの様になります（今回は左足をかばうため、右手でステッキを握った場合のイラストになっています）。

まず、ステッキを前に出します。

次に、反対側の足を一歩前へ。

最後に、もう一方の足を前に進めます。これの繰り返しです。

色々と一気に書いてしまいましたが、当社製品に限らず実際に使用されている方でこれらを正確に理解、そこまでいかずとも認知されている方は意外と少ないのかもしれないと思い、今回は長々と説明文を書いてしまいました。

いつまでも元気に、美しい姿勢と安全のため、正しい製品の選び方・使い方を意識して頂くことが大切です。使用されるご本人だけでなく、周りにいらっしゃるご家族や友人の方も、一度その使用方法について確認して頂ければと思います。