花に関するインスタグラムの#(ハッシュタグ)について考える理由
・GAARUの目標は「フローリストケースをより多くの人に知って頂く事」です。
・ハッシュタグを活用することで、より興味・関心の近い方とコミュニケーションが可能になります。
そうすると他の人がどの様に花や植物のお世話をされているのか気になりました。そこで検索して見ると、植物や肥料、お花屋さんや園芸資材店の方を中心に、育成ハウツーの情報を沢山共有されていて、色々参考にさせて頂いています。やはり、庭や観葉植物が元気な(に見える)方が、気分が良いです。
一方で、文章やイラストでの説明も多く、「これってウチに居る子と同じ種類のモノについての説明なのかなぁ」と思ったり、(フローリストケースを扱う者として、大変お恥ずかしいことですが)そもそも品種名が分からず調べることも出来ないことがありました。
そんな時に 写真投稿 SNS Instagram (インスタグラム)を見ていると、同じような状況について共有されている方が結構居るんだなぁと気付きました。また「ちゃんとお世話されている方の子(花と植物)は、この季節・時期には花が咲いているんだな」といった気付きもあり、その方々の投稿を見ることで参考にさせて頂いています。
そして個人的に「ここ(Instagram)が大切だ」と考える様になったのは、インスタからフローリストケースの御問合せを頂いたり、購入してくださったお客様が製品を紹介してくださったり(ありがとうございます!)。またその御礼を伝えることが出来る”場所”でもあり、とても貴重だと感じる様になりました。
また、上手なインスタグラマー(フローリストの方やお店の方々などのシェア)を拝見していると、色々な工夫や手間を掛けられていることもあり、「自分もメモとかつぶやきだけでなく、もう少し目的を持って投稿してみよう」と感じる様になりました。そこで、「より多くの人に、フローリストケースを知って頂くため」という意識を持ってやってみようと取り組んでいます(そういう意識付がないと出来ない、面倒な奴ですみません)。
(基本的なことでご存知の方も多いと思いますが、念のため補足させて頂きます。)
インスタグラムの虫眼鏡マーク(スマートフォンアプリの場合)をクリックすると、他の検索エンジンと同様に、色々な言葉を調べることが出来ます。好きな言葉を入力すると、アカウント名、場所・位置情報に加えて#(ハッシュタグ)でも、その言葉・ワードを含む投稿を探すことが出来ます。言葉の選択をすることで、「いいなぁ~」と憧れてしまう様な素敵な写真や、「こんな風に飾っても、花は成長するんだな!」と驚きと発見に出会えます。
ハッシュタグを分類・整理する
・そのために、大まかな分類をして使用”しない”ものを決めておく。
・その判断も、投稿の反応を見ながら徐々に洗練されていく。
"You may be surprised to learn that people miss on average 70 percent of their feeds. "
"The order of photos and videos in your feed will be based on the likelihood you’ll be interested in the content, your relationship with the person posting and the timeliness of the post."
"we begin, we’re focusing on optimizing the order — all the posts will still be there, just in a different order."
ここで気になるのは「具体的にどうやって興味・関心を把握するのか」ということですが、これについては情報が見つからないためあくまで推測となってしまうのですが、(1)見られているのにリアクション(いいね!またはコメント)が少ないモノは評価が低くなる。よって(2)関連性の低いハッシュタグを増やして表示回数を増やすことは逆効果になることも考慮しなければならない、と考えています。
(1)国内(日本語) or 海外向け(英語など他言語)
誰に向けて何を伝えたいのかを詰めていくと、ハッシュタグの活用においてまず考えるのは言語の選択だと思います。"#花"とタイピングするのか、"#flower"とするのか、どちらも記述すべきなのか。細かいことですが、取捨選択の基準を考えてみるのも大切だと思います。上のフローリストケースの投稿だと”#leather”などは「なんで"#革"にしてないの!?」と反省しています。
(2)単語 or 文章・コメント形式
伝える・認知されたい対象、またブランディングによって使い分ける必要があります。具体的にはブランドや組織の場合は前者(例:#今日のコーデ)、投稿者(自分)の場合は後者(例:#今日も1日頑張りましょう)が適しているのではないでしょうか。
スマホなどでお好きな単語を入れてハッシュタグを検索して頂くと大枠をご理解頂けると思いますが、単語の方が「使用者(投稿)が多い」、「検索でも前の方に出て来やすい*」ということがお分かり頂けるかと思います。表示される可能性が高い一方、上記の様な規則(アルゴリズム)があるとすれば競争も激しく、写真・ハッシュタグの関連性など投稿のクォリティが低い場合は後々不利に働くということも考えられます。
*GAARUのアカウントで検索した場合。検索結果の表示についても各アカウントの特性を考慮したものになっている可能性がございます。
一方、文章・コメント形式のハッシュタグの利点は、エモーショナルであるということです。その投稿者の人柄や出来事に対する感情の動きがより伝わり、共感してもらえる可能性が高まります。それゆえにブランドや製品の文脈の中に織り込んでしまうと、一貫性が持たしていくことが難しくなるという理由から、上記の様な意見になっています。
また投稿のどこのパート(冒頭?ある程度説明が終わった後半?)でこれらを活用するかによっても性格が変わってくるということも余裕があれば検討していくべきかなと思います。
(3)製品・サービスの説明 or 使用シーン(時間・場所)
短期的なコンバージョン(Webサイトへの訪問、商品の購入など)を意識する場合は前者、中・長期的にコミュニケーションを取りロイヤリティを獲得していきたい場合は後者を中心に使用していくべきです。製品・サービスの内容などによって判断は分かれますが、言葉を選ばず言うならば、当該プラットフォーム(ここではInstagramのユーザー)にとって比較的リーズナブル(廉価)なモノは前者、高価・付加価値要素の強いモノは後者が適していると考えられます。
主なモノを挙げさせて頂きましたが、正直に言うとこれらを意識し続けることは難しいです(笑)し、試行錯誤をしながらどのグループ・組み合わせに向いているかを判断していきます。原則として、「楽しむこと」、「(投稿は)シンプルにすること」を忘れないで。リアル(現実)に人と話す様に、聞き上手であり必要な時にはアドバイスもするというスタンスが大切です。(自分が全然出来ていないのに、偉そうに言ってすみません。自身への言い聞かせもあります。ご容赦ください。)
おススメの花にまつわるハッシュタグをご紹介します
(2)#weddingflowers
(3)#はなまっぷ
フラワーアレンジメントの作品、室内で大切に育てているお花、季節によって変化するお庭の様子、そして花を使用したハーバリウムやアクセサリーの写真まで幅広くカバーされています。また117万(2017年11月10日スマホ検索、以下投稿数については同条件)と投稿数も多くなっているので、なにか気分を変えたいとか新しいアイデアが欲しい時は眺めてみることをお勧めします。
類似、僕は応用編と勝手に名付けていますが、#花のある風景 の写真たちは壮大で美しいものも多く、併せてよく見ています。
(2)#weddingflowers
直訳すると「結婚式の花」という意味の英語のハッシュタグです。242万と投稿数が多いこともさることながら、グローバルであるがゆえにバリエーションも豊富で勉強になります。花というものが、ハレの場・幸せの象徴として大切なものであるということがよく分かります。残念ながら、GAARUでこれを活用する機会はあまりなさそうですが、海外のライフスタイルやファッション、それに合わせたアートやアレンジメントをキャッチアップするのに適していると思います。
(3)#はなまっぷ
日本各地で撮影されたお花の写真を投稿するハッシュタグです。他のものに比べ、写真のクォリティが高い様に感じます。おそらく一眼・コンデジなどを屋外に持ち出して、時間を掛けて撮影されたものが多く投稿されています(投稿数130万)。また季節を感じることができるのも特徴で、今だと紅葉の様子が投稿されており「行ってみたいなぁ」とイメージが膨らみます。撮影された場所、地名を併せて載せる方も多いので応用が利きそうです。GAARUも挑戦してみたいと思います。
その他、ずばり #花 #flowers であったり、#instaflower や #flowerstagram もよく使用されています。気になる方はぜひ検索してみてください。
考察に関するまとめ
・ハッシュタグはそのために有用なツールであるが、使用に関しては精査しシンプルな投稿を心がける
・そのために投稿を繰り返しながら、ハッシュタグの分類・整理を自分で繰り返し改善していく
・他の人の投稿から学ぶとともに、気になる投稿の公約数・共通項を考えながら応用にも挑戦していく
先行きが心配な(気になる)貴方は、ぜひ上記投稿もしくは当ページ下部にあるアイコンからインスタアカウント(@gaaru_jp)をフォロー下さい。また、文中でご紹介させて頂いているフローリストケースについても製品ページをぜひ読んでみて頂ければと思います。
<2017.11.27 追記> Instagram の Explore(おすすめ・リコメンド)表示について考えたこと
Explore=検索(虫眼鏡)のページに表示される写真・投稿について、同じような写真、要するに花の写真が多くなってきたなと感じていました。「フォローしている人やいいね!を押した投稿」を参考にして表示する画像を決めているということらしく「最初はふーん・・・そうなのか・・・うちのアカウントなら、こんな感じだろうな」とだけ思っていました。
しばらくたって眺めているとお花以外の投稿も出た時があって、それが人物、特に顔のアップの写真が多くなる時期がありました。いいね!した投稿の中に、その様な写真があったのだとおもうのですが。
その投稿について見てみると、ハッシュタグに「顔」とか「自撮り」を意味するものがありませんでした(アルゴリズムが投稿を分析するのとは違うタイミングで、ハッシュタグを変更したという可能性もありますが)。
これを見て、「画像自体の分析」がされている、もしくは今後もっと力が入れられるんだなと改めて認識しました。AIが勝手に#の様にカテゴライズしてくれる様になるのかも・・・と思ったわけです。何も書かず投稿される写真もあるわけで、有効な技術だと思います。
色とか、画角と配置、影や映り込み、より高度で繊細なプランニングが必要になるんだろうな、と1SNSユーザーは思いました。という話でした。駄文、すみません。
当たり前のことなのかも知れませんが、そこで思ったのは、”季節感(シーズナリティ)”を大切にしようということです。春の桜があれば、梅雨(6月)頃には紫陽花も見頃になるでしょうし、夏の向日葵や朝顔も楽しみですね。このページにも随時写真を追加していければと思います。