テーマはピラティスを基にした「骨盤体操」、姿勢改善や腰痛などの予防を目的として内容を組み立てていきました。もちろんそのベースとして経験豊富な施設スタッフの方々のアドバイス、講師の藤村さんの豊富な知識があったため、参加者の方にご満足いただける様な会に出来たと思います。この場を借りて御礼申し上げます。
スタート直前に「参加者の平均年齢は81歳です」という話を伺い、「もっと負荷を落とした方がいいのではないか・・・」という心配もしましたが、蓋を開けてみると、ほとんどの方が余裕の表情で運動をされていました。スクワットなど筋力が要るプログラムも入っていたのですがそんな心配は無用と言わんばかり、「元気だなぁ、これはうちの製品要らないかも(笑)」と感じてしまうほど、スムースに会が進行しました。普段からよく運動をされている方が多かった様です。
そもそも、ステッキがもっと普及して欲しいと思うのは、より多くの方が、より長い時間、友人やご家族との時間を楽しく過ごして欲しい、そのために積極的に外出して頂きたいと考えているためです。
見方によっては対極とも言えるエクササイズですが、”予防”の観点からすれば僕たちの想いに重なります。
また素直に今の気持ちを書かせて頂くと、この様な機会を設けることで、高齢者の方々がどの様な事に興味をお持ちで、どの様に生活されているのか、もっと知りたいということがあります。
実際、「聞いたことはあったけども、ピラティスってどんなものか知りたかった」という理由で参加された方もおられて、意外と言えばとても失礼ですが、好奇心の高さに驚かされました。
ここに書ききれない沢山の学びと、「少しでも僕たちにできることがあるならば、やっていきたい」という想いを、また強くする機会となりました。
「杖は恥ずかしい」ではなく、「ステッキでお洒落を楽しむ」人が多い世の中にしていければと思います。