そうした機会を通して思ったことは、定期的に自己点検・棚卸は必要だなということです。芯をぶらさず物事に当たることはとても大切ですし、一方で周囲の変化に気づかずその考え方が陳腐化している可能性だってあります。他人からでも、自分でも、客観的に物事を捉えてアクションを取っていくことが重要だと思います。
ということで、今月から振り返りをしていきたいと思います。少し会社の書類みたいな内容ですが、ご容赦ください。自分たちでも読み返しながら頑張ります。
5月に出来たこと
なんといってもこれが大きいかなと思います。とにかく嬉しかったです。「杖(当時はまだステッキと言っていなかった)を作りたい」と思い始めてから、そういえば1年近く経っていたのですね。時間の流れは早い。「杖?なんで?」という質問に上手く答えられず、なんとなく「木工製品を取り扱いたい」と言っていた頃もありました。その時に比べればいくらかマシになったかなと思います。
ウェブストアの開設に当たっては、どのプラットフォームで始めるかかなり悩みました。サービス、コスト、メンテナンスなど比較検討するべき点が多かったからです。最終的に BASE さんでのオープンを決めた理由としては、サイトの表現力が優れている=GAARUの世界観を伝えやすいという点と、積極的に情報発信をされている会社なので一緒に成長していけるんじゃないかなと感じたからです。早速、彼らが運営するメディア BASE MAG でも GAARU を取り上げて頂きました。ありがとうございます!
「5月は人に会いに行く」と公言しておりましたが、製品開発が落ち着いたこともあり今のところ実行出来ています。冒頭で述べました様に、多角的にアイデアをブラッシュアップさせていくチャンスだと捉えています。
”ないものが、ある”という僕たち、一般的には非常識と捉えられるアイデアにも耳を傾けて下さる皆様には感謝しかありません。「こんなところにステッキがあれば、見方が変わる」その想いが一人でも多くの方に伝わればと思います。
5月の反省
使用実験、サンプル提供などに予想以上のステッキが必要となりました。また、必要本数とリードタイムを少し楽観的に見ていたことが要因で、当初僕たちが販売しようと思っていた本数を確保出来ませんでした。反省しています。なかでも Walking Stick ネイビーに関しては当初の発売予定日より遅れてしまうということになりご迷惑、ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。
製品供給に関しては、職人さんとも打ち合わせをしながら、時間を掛けてひとつひとつ課題解決に取り組みました。6月からは数を確保出来る見通しです。
GAARU Walking Stick はこだわりのプロダクトです。しかし残念ながら、現状は限られた人にしか知られていません(もちろん、いま支えて下さっている皆様にはとても感謝しています)。"gaaru"で検索した場合、ある程度上位表示される様になってきましたが、”ステッキ”などのキーワードではまだまだです。
より多くの人に知っていただくためにあるのが当サイトですが、コンテンツの質・量ともに不足しています。一朝一夕で成せることではありませんが、地道に努力を続けていきたいと思います。
6月の取り組みテーマ
最初に会社の書類みたいって書いたのにも理由があって、いままでの僕なら「こういう成果と反省があって、だから次はこうしたいと・・・」と言っていたと思うんです。自分なりに、数字やロジック固めないと他人を説得できないと思っていたので。「日々の出来事をコンテンツに落とし込んで、検索対策します!」みたいな。でも、あえて関係なさそうなことをここで言う。意味がわからんと昔の会社の先輩に怒られそうです。
5月を振り返って思うのですが、新しい発想や展開って予想外のところからやってくるなぁと感じました。勿論、根拠を持って理路整然と話をするというのは大切だと思うのですが、いまの GAARU の色々なラッキーって、最後はフィーリングなんじゃないかなぁと。ある方がアドバイスしてくださったんですが「おもしろい!と思うかどうか」なんですね。
だから、ベストを尽くす。でも、最後は直感を信じて、自分が楽しいと思うことに挑戦してみようと思います。その空気を「良いな!」と思って下さる人にお会いできればハッピーです。
自由奔放、悠々自適な僕たちですが、今後も見放さないでくださいね。少なくとも相方の奥村はもっと真面目な人物ですから、ご安心ください。ではまた。