何も考えず、好きな様に、自由奔放にやるだけは”形無し”だそうです。やるべきことをしっかりとやる、その上で創意工夫することが大切だというアドバイスだったと思います。GAARUのやっていることは見方によっては、特にこの方の様な視点に立つと、紙一重なのかもしれないと自省させられました。最近このブログではよく口にしていますが、「目の前のお客様に真摯に向き合って出来る限りのことをしよう」と強く思う様になったのは、この言葉がきっかけです。
一方で、基本というのは自分自身の中にあるものだとも思います。特に事業に対する想いの部分、それを形成する自分の経験ですね。ここに関しても絶対に目をそむけない、妥協してはいけないと思いました。
「シゼン」じゃなくて「ジネン」だそうです。人間には、①想いを持てない「不燃」の人、②人から熱量をもらう「他燃」の人、③自ら想いに火をつけることが出来る「自然」の3種類の人間がいるという話です。そして、”何かを始めたい”と創業塾に参加した人は、③「自然」の人だそうです。
この話を聞いた時に強く意識したのは「僕(もしくは僕たち)は、他人に燃える様な熱量を伝えられているだろうか」ということです。はじめて相方の奥村に自分の想いをぶつけて彼が動いた!時の様な熱量が今の自分も発せているだろうか。そんな気持ちがわいてきています。
製品発売も一段落して、近頃は特に「やるべきことを、とにかく粛々とやる」ことが最も大切だと思っていましたが、もう一度初心、我武者羅な気持ちを思い出して頑張りたいと思います。
加えて初めての頃と今で違うのは、「やりましょう!」、「おもしろいでしょ!」というだけでなく、「ありがとうございます!」という感謝の気持ちも大切にしたいです(これは僕だけでなく、奥村にも意識してもらいます)。
少し砕けた言い方をされていましたが、一番グサッと突き刺さった言葉です。長く事業を続けてこられた方の発言だからこそ重いと感じるのかもしれません。論や証拠ではなく、表情やタイミングから気持ちが伝わってきました。これまでに僕たちが想像も出来ない様な苦労をされたことと思いますし、沢山の人と協働されて生き残ってこられたのだと思います。
僕が入社試験を受けた時には、もうその様なことはなかったのですが、最初に勤めた会社の創業者の方が面接官をされていた時は「きみ、自分のことをツイていると思うかな?」(本当の言葉はもっと厳かなモノだったに違いありません!)と応募者に質問されたそうです。そして「はい!この様な経験がありまして・・・」と説明出来た人だけを採用されたようです。とにかく幸運な人の方が良いと。
この理由については今回は割愛させて頂きますが、その様な考えに至る経験というものが事業主には必要なのかも知れません。
最後になりましたがご挨拶。関係の皆様、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します!