「えっ!なんのために行ったのよ?」と言われますが、正直販売につながったことは驚きでした(笑)。一般的にはステッキとイベントのイメージが大きく離れていると思っていたからです。
僕たち自身、個人としてイベントコンテンツに興味深々だったこと(ハンドメイドの鞄や小物、スリッポン等が気になってました、実物はさらに良かったです)、あえてその場に行くことで何か発見があるかもといったアイデアだけで乗り込んで行きました。結果、正解でしたね。SKLOさんお誘い頂きありがとうございます!
イベント来場者の多さにも驚きましたが、老若男女、国籍問わない多様性がとても印象的でした。プレゼント用キーホルダーへの刻印やワークショップのお手伝いもさせて頂きましたが、色々な国の方々がいらっしゃいました。これが楽しかったです。
ハンドメイドやモノづくりへの関心、少し違ったものを探し当てる楽しさ、そして何よりも「作り手とのコミュニケーション」を皆様楽しんでいらっしゃるのではないかなぁと感じました。
また、目の前で自分のための製品が出来上がるといった「ライブ感」も感動をより一層濃いものにしているんだろうなと思います。
僕たちですらそうだったのですから、モノづくりを実際にされている作家さんにとってこれはとても嬉しいことなのかもしれません。目の前で反応、喜んでくださる姿を見れるって素晴らしい。
勿論製品を沢山褒めて頂きましたが、こういった双方の感動があったからこそ、ステッキの販売にもつながったのかなぁと。やはり、しっかりと製品を介したコミュニケーション、人のつながりを確認出来る場所をひとつずつ作って行きたいと思います。
余談ですが、SKLOさんの iHooc は比べものにならない頻度で売れていきました。羨ましい(笑)
出展者が充実していること、コンテンツの豊富さが盛大なイベント(フェスと銘打つだけある)のポイントかと思います。一方で、この中でどれだけ人気のブースであっても、単体で路面店などを出した場合、ここまで集客するのは難しいと感じました。
人ごみやそこでの会話、イベントの音楽やフードエリアの匂い、すべての体験が相まってコミュニケーションが深く、楽しくなるんだなと思います。
「隣の作家さんはライバルじゃなくて、楽しい場所を作るパートナーなんだ」と感じます。前職メーカーで販売を担当していた僕にとっては、この気付きがとても新鮮でしたし勉強になりました。「製品だけじゃなく、体験」という言葉を製造業界隈ではよく聞く様になりましたが、体験自体の捉え方も色々考えられると思いました。
まだまだ自分がやるべきことは深堀できるなぁ、本当に奥が深い。「ものづくりって、スゴイ」と感じた一日でした。