知ってもらわないと、何も始まらない
杖=医学処方としてのイメージ・捉え方、必要性を感じられている人は確かに多いです。けれど、それが原因で「杖=恥ずかしい」、「杖は持たない」としてしまっている方も多くいらっしゃいます。興味を持って話かけてくださる方々にとって、GAARUのステッキはその答えを提供出来ているのだと思います。
だからこそ、「そうした方々に、一人でも多く出会いたい」と強く思います。
始まったばかりの小さな小さなベンチャーですが、ここに至るまでに僕たちなりに考え決断をしてきました。客観的に見れば大きな出来事では決してないと思いますが、成功や失敗を繰り返す中で感じたのは「素直になることの大切さ」です。物事がうまくいけば喜びはより大きく、駄目なときは自責の念を持って次のアクションにつながります(こういった自己啓発的な内容を書くのは好きではないのですが・・・忘れないために残させてください)。
こうやって言葉にするのは初めてですが、人生を振り返るといつもそうだった様に思います。自分のやりたい様にやってきました。我儘、身勝手な部分も多々あり、恥ずかしい気持ちになる時もあります。
でも、そうした中でも、存在や行動を受け入れてくれる人たち、家族や友人が居たことが僕の救いです。そして「それこそが自分のルーツだ」と、やっと理解出来ました。
その恩返しをしたい、すべきだ。そう思った時に祖母とステッキがありました。
ただそれだけだったのですが、今はもうひとつ思う事があります。「自分だけでなく、他者のため」という想いがが広まれば、世の中はもっと明るく楽しくなるんじゃないかと。自分の価値観を他人に押し付けている感じもありますが、一人でも共感してくださる方が居ればそれで良いと思います。
そして、GAARUのステッキをより多くの人に知ってもらうことがその第一歩と信じています。家族の微妙な変化に気付き、それに対して自分なりの思いやりや行動を表せているか。僕はステッキを贈るという行為を通じて、その大切さを感じました(またまた押し付けがましくて、すみません)。
先に書いた様に想いに共感してくださる人は確かに居る、どうやって出会うか、そこを考え抜きたいと思います。
最近よく感じる事ですが「全く関係ない様に見えていて、実はお互いに影響を与え合っている物事が多い」ということがあります。
例えば、このサイトを見てコメントやサポートをくださる方は実生活でも御付き合いがある方が多いですし、サイトやSNSを見て連絡を下さる方も増えてきています(元々ホームページの役割としてはそうなのですが 笑 )。Offline - Online, 別々の物として捉えるのではなく、同じコミュニケーションの手段として、その時その場に最適な方法を試みる努力がメーカーとして求められていると思います。
もうひとつ例を挙げさせて頂くと、若者⇔シニアという区別もドンドンなくなってきていると感じます。例えば、先日のハンドメイドのイベントでは多くの高齢者の方をお見かけしましたし、お洒落な服装の方も多くいらっしゃいました。趣味趣向、センスは年齢や性別に関係なく、磨かれていくものだと思います。だから、「高齢者だから」という考え方、先入観に縛られることがない様にしたいと思います。
そうした学びから今後取り組みたいと思っているのは、シニアの方々が集まる場所へ直接アプローチすることです。
これまでは「大切な人へ贈るステッキ」という考えから、僕たちが日常買い物をしたり訪れる場所に絞って想いを伝えてきました。一方で、上述させて頂いた様に「垣根がなくなっている」、「相反するものが意外にも協働している」ということが分かってきました。だから、間接的ではなく直接コミュニケーションをしてみるのも面白いのではないかと思い始めています。
そして、そのために足りないピースが何かという事も徐々に分かり始めてきました。これを書き出すとかなり長くなってしまうため機会を改めさせて頂きたいと思いますが、GAARUがスタートした時のワクワクをもう一度復活させたいと思っています(といっても会社ができてから半年しか経っていませんが 笑 )。
長くなりましたが、本日はここまで。引き続きGAARUをどうぞよろしくお願いいたします!