若者と杖
冗談はさておき、でも、ギャップがあるってことは「若い人が持つものではない」という前提があるからこそです。それが「杖は年寄りのモノ」といって敬遠される現状につながっているんだから、状況を変えたいと言っている GAARU がそこに依存しちゃ駄目でしょと気付きました。
杖とステッキの違い
そこで、「杖」と「ステッキ」どちらが日本では一般的な呼称かと調べてみると、「杖」の方が圧倒的に使われている様です。
・インターネットでの検索数(月、2016年6月5日現在)を調べると、「杖」の方が4倍近く多い。このデータから、約8割の人が「杖」と呼んでいると考えられます。
・(GAARUのステッキとは直接関係ありませんが)介護保険法などに規定された福祉用具での名称も「杖」、「歩行補助つえ」という記載をよく目にします。
新しく「ステッキ」をつくれば良いんだ
今でも、ミュージックビデオなどでアーティストやダンサーさんがステッキを持っていると、「杖」とは言いませんよね。「ステッキ持ってたぁ」という感じのツイートもよく見ます。
いまは、雰囲気でしか判断できないんです。誰が、どの様なシチュエーションで使っていたかで言葉を分けている気がします。modern なものは「ステッキ」、そうでないものは「杖」という、バクッというとそんな感覚なんですけど、特に日本では、「杖」に出会う頻度の方が圧倒的に多いんでしょうね。
ステッキとの新しい出会い方
だから、まずは「杖」という言葉を使わず、「ステッキ」と言い続けてみようと思います。僕たちというとても限られた接点ですが、そこから変わっていくものがあるかもしれません。