お元気そうなご婦人でしたので、そんな経験をされていたと聞いて少し驚きました。幸いその時にはご家族の方が同行されていたそうで、急遽近くのディスカウントショップに駆け込んで貰い、なんとか杖を購入して事なきを得たそうです。
お会いさせて頂いた時にはその製品をご使用されていませんでしたが、
・「もう一度、その様な経験をするかもしれないから使うことに慣れておきたい。」
・「ステッキをどの様に選んで、どうやって使うのか確り知っておきたい。」
その様なお考えからGAARUにお声掛け頂きました。実際にステッキを持っている時の足の運び方やちょうど良い長さの製品の選び方、木製ステッキの利点などをご説明しました。
急に購入したこともあり「カラダにあっていない」、「デザインがあまり好きでなかった」といった理由から、以前のステッキはあまりご使用されていないとのことでした。しっかりと理解、納得して製品を大切にご使用頂くためにも、GAARUにとってこの様な機会は大切だと感じています。
千葉県船橋市、八千代市近郊であれば、我々が実際にお伺いしてご相談頂くことも可能です。Support ページよりご連絡ください。
このブログやサイトの他のページでも何度か書かせて頂いていますが、「杖=年寄りが使う恥ずかしいモノ」と認識している高齢者の方は多いです。ステッキはお洒落のためのモノ!と僕たちが主張するのも、そうした見方を変えたいからです。
少し話がそれてしまいましたが、そうしたことをふまえてこのエピソードで気になったのは、
・「使った方が良い」と周りが感じる、体調の変化が目に見えて分かるタイミングまで、ステッキをご使用されていなかったこと。
・使用者は同行されなかったそうで、ご家族のコメントを基に製品を選んでいること。
・その製品が、医療・介護を目的として機能性に特化したものだったこと。
上記の様なこともあり、使用するご本人の「恥ずかしい」という気持ちをさらに強めてしまったのかもしれません。
勿論、カラダの状態に合わせた製品を使用することが重要ですので、その杖自体を否定するわけではありません。ただ、もう少し早くお洒落としてステッキを取り入れて、使うことに慣れていれば良かったのになぁと思います。
ご使用される本人、ご家族関わらず、その様な想いや経験をされる方がひとりでも少なくなるように、「GAARUを知っていただくきっかけを、もっと努力して作って行かなければいけない」と感じた一日でした。