いわゆるカメラのフラッシュ。写真撮影時の発光装置。カメラの上部に取り付けるものや、スタンドを使用して独立させる製品、点滅するもの・常時光っているもの、赤外線などを利用した無線操作ができるもの等もある。光量を調整したり、光の色を変化させたり、色々な楽しみ方がある。
カメラレンズの先端に装着して、入ってくる光量を減らすためのフィルタ。"ND8"の様に番号が付けられていて、番号はどれだけ光量を減らすかを示している。例えばND8は光量を1/8(八分の一)にする。番号が大きいほど、フィルタの色はグレー〜ブラックに近づき濃くなっていく。カメラのサングラスみたいなイメージ。番号と同時に、レンズのサイズ(口径)に合わせた製品を選ぶ必要がある。
目標を言うと、そう言うことだ。本当に微妙な設定の違いで、写真の雰囲気が大きく異なる。横や斜めから差し込む自然光の影響も考えなければいけないし、その影響度合いも時間によって変わってくる。それに合わせてセッティングを微調整する。そもそもやりたいこと=表現・絵の雰囲気に、自分の機材ではスペックが追いつかないと言うこともある。それに気付いた時の悔しさも、なぜか高揚感を感じてしまう。上手くなる、成長を感じる時がとても楽しい。
お気に入りのレンズは、明るい F1.2 のマニュアルレンズ(これについての詳細はまた別で話したい)。フルサイズの本体と合わせれば、自分的には最高にボケ(Bokeh)てくれる。でも難点もある。明る過ぎるがゆえに、日中に外の撮影をすると、例えば青い空も、白く潰れてしまうことがある。ボケて欲しいけど、潰れて欲しくはない。そこで日中シンクロ。
まずNDフィルターで光を遮って全体を暗くする。そうすると主題、上の写真だと人物、も暗くなってしまう。だからその主題にストロボを当てる。後ろの背景には光が届かない(様に上手く調節する)から、主題だけ目立つようになる。(という自分の理解・説明)そんなに大きくない、街中にある普通の公園で撮っているのだけれど、主題が際立って後ろは見事にボケて、森の様に見える。手前味噌だ。面白い。(もっとうまい人はストロボをカメラにつけず被写体に対して斜めの位置に設置するらしい。無線で連動してシャッターを切ると発光。)
周りはみんな iPhone で綺麗な写真を撮っている。ポケットやバッグからサッと取り出して、賢いスマホがオートフォーカス。クッキリした鮮明な写真も、ボケを活かしたエモーショナルな写真も完璧に仕上げてくる。
「なんでわざわざカメラ使う?」と聞かれる度に、「うーーーーっ」と悔しいような、なんとも言えないような、そんな気持ちになる。機材を持ち運ぶのは重くて肩も凝るし、確かにスマホの誘惑は凄まじい。気軽さ、手軽さはとても大切だ。
だけれども、カメラや機材をカチャカチャ触りながら、「なんか、いつもより綺麗に写ってないか?」というワクワクする気持ちは一眼カメラで撮る写真ならではないだろうか。毎回思う、あともう少しだな・・・(この文章も)
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